AIライティングツール「kaiteku.」で、1200件以上の記事を量産しています。今回、「AIが書いた文章でもGoogleの広告は通るのか」という検証を行ったので報告をしていきます。
AIで完全運用した4つのブログ
今回、テーマの異なるブログを4つ用意して、それぞれをほぼ完全にAIライティングのみで稼働させました。
- 農業系のコラム
- 占い系のブログ
- WordPressについて
- AIやプログラムについて
というジャンルとなります。
この中の農業系と占い系は、記事が1つもないところからAIライティングを開始しました。
一方で、WordPressやAI系のサイトは、過去に記事を書いてみて停滞している状態から、AIライティングを開始しました。
1週間で200件を超える記事を量産
それぞれのブログで、AIが200件を超える記事を1週間ほどで量産しました。2時間に1回どころか、20分に1回くらいのペースで記事を投稿し、Googleのインデックスもkaiteku.が自動的にどんどん追加していきます。
表示回数は飛躍的に上がる
検索結果に表示される「表示回数」は、kaiteku.の導入後 数日経つと例外なくあがります。
表示回数が上がる というのは、電車の車内広告の表示回数みたいなもので、「視界に入る」くらいのものとなります。電車の車内広告でも同じように、表示されたからといって問い合わせが増えるわけではありません。
そこから検索結果をクリックしてくれた人が「クリック数」にカウントされるのですが、表示回数が増えるとクリック回数も比例して増えます。
検索結果をクリックしてくれた人が、お問い合わせやお申し込みをしてくれるかというと、それはまた別の話とはなりますが、 kaiteku.を導入すると表示回数が増えて、それに比例してクリック数も増えるというのは、4つのサイトで例外なく起こったことでした。
平均検索順位は下がる
一方で、平均検索順位は例外なく下がりました。
これはAIが記事を書くメリットでもあり、デメリットでもあります。
AIが書く時は、みんなが知りたがっている情報を、ある程度適切なSEO対策をして記事ライティングをします。すると、非常に細かいキーワード(ロングテール・キーワード)でも検索結果に表示されるようになります。人間が記事を書くと、そういうわけにはいきません。専門分野が決まっていたり、多用するフレーズが限定的なので「意図したキーワード」での上位表示を狙うことができるのですが、AIが記事を書くと「意図しないキーワードでの検索結果表示」が自動的に作られます。
これは、人間が気づかなかったキーワードでもあるので、そのキーワードでのアクセスがある可能性がある という点ではメリットと言えるかもしれません。
しかし、サイト自体の濃度が薄まるという点ではデメリットでもあります。
広がったロングテールキーワードがサーチコンソールに含まれるため、平均検索順位としては下がるようになります。
この部分は、実際のアクセス数の推移と比較しながら見ていき、ポジティブに働いているのかネガティヴに働いているのかを見極めながら調整を行う必要があります。
Googleの審査は通常よりも時間がかかる
GooleのAdSence広告の審査を提出すると、通常の審査よりも時間がかかりました。
しかし、AIライティングを行った4件のブログのうち、2件は審査を通過しました。
この2件は、以前に記事を書いていて 途中からAIライティングのコンテンツを追加したものとなります。
人間が書いたコンテンツが入っているため、有用性があると認識されたのだと思います。
一方で、1週間で200件の記事を量産したブログは広告審査で落ちました。大量の記事があるにも関わらず、です。
審査に落ちる理由は「有用性の低いコンテンツ」と認識されたからです。
つまりAIライティングは汎用性のある記事は書けるけれど、有用性のある記事は量産しづらいということになります。
これは非常に有意義な研究結果だと感じました。
おそらく現在のAIライティングでは、記事を量産しすぎると、どのツールを使っても多くの場合で審査に落ちると思います。表現や主張の切り口が一辺倒になるからです。
kaiteku.は今後、完全自動投稿でもGoogle広告の認可が降りるようにチューニングを行なっていこうと思います。そのためには「人間の意識」と「表現の揺らぎ」をコントロールする施策が重要だと考えています。
何を問題だと定義し、どんなプロセスで思考を行い、どの立場から主張をするのか というとろまで自動的に設計・運用することができればGoogleの広告審査を通過すると仮定しています。
まとめ
現段階でのAIライティングは、自動的に書いていくことによって執筆時間や作業時間を圧縮することはできますが、コンテンツ濃度は希釈される傾向にあります。
しかし、記事がない状態から記事がある状態にするのは大変ですが、記事がある状態から必要なものだけを削って行ったり表現を調整していくことは可能です。
AIライティングシステムの「kaiteku.」は、今後の完全自動でのブログ執筆と広告認可を目指して開発をしていきますが、現段階でも「自動的にブログ記事を書いていく」ということ自体は、価値をお届けできるものと感じています。
無料で10記事分のチケットを配布しているので、使ってみていただけたら幸いです。